この夏に向けて、節電の大合唱を受け、
住宅の遮熱、断熱がかしましいところです。 特に、遮熱フィルムへの問い合わせが多くあります。 むろん、これまで設計させていたクライアントからのものなのですが、 簡単に「有効ですよ!貼りましょう!」とは、応答できないでいました。 クライアントの方々は、すぐにも始まる「暑い!熱い!夏」を思ってのことなのですが、 「ちょっと、まった!」と、ひげ爺のひと声が聞こえてきそうなのです。 夏は、効果てきめん。クーラーの負荷軽減に大きく寄与したとしても、 冬はどうなの?と、問うてみたくなりました。 冬にも、同様に遮熱されるのです! その時には、せっけく貼った遮熱フィルムを剥がすのでしょうか? 検討の結果この度は、窓の外にキャンバス地を用いたオーニング(可動庇)と 垂直に上下するスクリーンを採用することになりました。 効果のほどは、あと一ヶ月ほどで答えが出ましょう。 またご報告したいと思います。 工事にかかる費用は、むろん採用したオーニングの方が高いですが、 冷暖房時にかかるランニングコストを含めて考えてみる必要がありそうです。 (wa) #
by kob-assoc
| 2011-06-22 18:48
| リノベーション/改修
大寒を過ぎ、 お正月飾りに添えた金柳に、やわらかなみどりです。 立春まではと、繭玉、ナンテンの実といっしょに 花瓶に生けたままにしていました。 室内のあたたかさにつられてか、差し込む光に応えてか、 金色の枝からあたらしいみどりが芽吹いてきました。 花の姿もそここに見て取れます。 花瓶の水を取り替えていただけなのですが、けなげです。 立春からのあたらしい動きに期待したくなります。 #
by kob-assoc
| 2011-01-25 13:01
| 植物のこと
もう15年にもなるのです。 独立後最初にいただいた設計の仕事でした。 木造二階建て、二世代の住宅。 私の事務所が移る度、雑誌の記事を見る度に、 連絡をくださる、クライアントご夫妻です。 この度、三世代目の娘さん達がそれぞれに独立され、 このファミリーの新しいスタートを切るパーティに、 設計者である私にまで、声を掛けてくださいました。 娘さん達が幼少の頃から、独立の今日まで、 この住宅が刻んだご家族の日々に感謝するからだとのお招きでした。 ほんとうに、うれしいことでした。 また、設計の結果がそこに住まわれたご家族の日々に、 目には見えないなにかを、 住宅という空間が与えてつづけるのだと、あらためておもうのです。 一時の流行や思いつきでは、こうした日々の時間の長さに耐えられないのだ、 とも心の中で反芻していました。 住宅の設計は、建物を設計することではないのだと。 そこに住まうご家族の感覚に応え、 ひいては感覚をデザインすることなのではないか、と思う一日でした。 #
by kob-assoc
| 2011-01-15 14:25
| 設計のこと
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