カテゴリ:設計のこと( 16 )
築15年目のパーティ
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もう15年にもなるのです。

独立後最初にいただいた設計の仕事でした。
木造二階建て、二世代の住宅。
私の事務所が移る度、雑誌の記事を見る度に、
連絡をくださる、クライアントご夫妻です。

この度、三世代目の娘さん達がそれぞれに独立され、
このファミリーの新しいスタートを切るパーティに、
設計者である私にまで、声を掛けてくださいました。

娘さん達が幼少の頃から、独立の今日まで、
この住宅が刻んだご家族の日々に感謝するからだとのお招きでした。

ほんとうに、うれしいことでした。
また、設計の結果がそこに住まわれたご家族の日々に、
目には見えないなにかを、
住宅という空間が与えてつづけるのだと、あらためておもうのです。

一時の流行や思いつきでは、こうした日々の時間の長さに耐えられないのだ、
とも心の中で反芻していました。

住宅の設計は、建物を設計することではないのだと。
そこに住まうご家族の感覚に応え、
ひいては感覚をデザインすることなのではないか、と思う一日でした。
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by kob-assoc | 2011-01-15 14:25 | 設計のこと
第三者の評価は、うれしい。
設計した建物を使って下さった第三者(クライアントではない)方からの批評・感想は、ありがたいものです。
まして、気に入っていただいた感想であれば、なおのことうれしいものです。

freedom sunshineさんのブログに載せられているのを知らせてくれたのは、
M邸の現場監督をしてくれたKngさんでした。

場所もクライアントの要求も異なる設計条件の二つの建物。
偶然とはいえ、つながりの不思議さを思います。

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目黒川沿いにある「青葉台K2ビルディング」
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横浜駅西口にほど近い「ぐうはうす-A」の住戸のひとつ


freedom sunnshineさんがどのような方かは、まったく存じ上げないのですが、
二つの建物から、共通のテイストを感じていただけたのだと、うれしくならずにはおれません。

さきのブログには、コメントを受け付けないようになっているので、
せめて、トラックバックでお礼です。
「ありがとうございました!」と言葉を添えて。
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by kob-assoc | 2010-12-22 13:35 | 設計のこと
打合風景
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小さな規模の仕事でも、大きな規模の仕事でも、
仕上材料のサンプルを集めたり、細かな部分の打合は欠かせないものです。
クライアントとの打合を控えた場合には、担当者との打合が何時間にもわたります。

打合テーブルが急に明るくなったと思ったら、光がこんな風に射し込んできました。
ビルに反射した西からの光です。
ランチの後に始めた打合が夕方になったことに気づかされました。
光の妙に気持ちがほぐれたほんの少しの時間でした。  (Wa)
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by kob-assoc | 2010-07-02 16:08 | 設計のこと
飴色のイス
使い込むほどにツヤを増し、飴色になった(?)イスです。
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ハンス・ウェグナー作の「ザ・チェア」(Hans J.Wegner / The Chair)

見た目の良さもありますが、
籐の座面、アーム、背もたれ、どこをとっても座り心地のいいイスです。
この座り心地の良さが、長く愛用される理由でしょう。
背もたれの部分に籐の巻かれたこのタイプは、
少し上等なバージョンかもしれません。

やはり、ものには、
使い心地の良さあっての、見た目の良さが必要ですね。
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by kob-assoc | 2010-06-08 09:25 | 設計のこと
「ビニルクロス」と「クロス」の違い
昨今、住宅の内装仕上げ材として一番使われているのは、
「ビニルクロス」でしょう。
安価で、たくさんの種類があり、施工性がよい。
こういった面から選ばれ、使用されていると思います。

今では、「クロス」と略しても、「ビニルクロス」を意味して伝わる。
しかし本来、「クロス」とは、繊維を織った布のことである。

本来の「クロス」のことを伝えるのには、「本物のクロス」というように、
「本物の」を付けなければ、伝わらなくなってきた。

「ビニルクロス」は、「クロス」があったからこそ生まれた商品。
「クロス」の、柄や模様、雰囲気を持ちつつ、安価で、大量に、そして
施工効率がよいものとして、塩化ビニルという素材を使うことで生まれた。

「クロス」があるからこそ、「ビニルクロス」の価値(安価、施工性)が引き立つ。
「ビニルクロス」があるからこそ、「クロス」の価値(風合い、肌触り)が引き立つ。
そういったお互いの良さを引き立てる関係が、大事だと思う。

「ビニルクロス」が「クロス」に取って代わってはいけないと思う。
それぞれの素材の良さを認識し、その時々に応じて、使っていければと思います。
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by kob-assoc | 2010-06-01 13:43 | 設計のこと
「建築確認手続き等の運用改善」
「確認申請の手続き」についての法令が改善されるということで(平成22年6月1日施行)、その講習会に参加してきました。

姉歯事件(耐震偽装事件)以降、建築基準法等の一部改正され(平成19年6月20日施行)運用されてきましたが、確認申請にかかる時間と手間が増大し(申請者側・確認検査機関側とも)、建築業界全体の業務に大きな影響を与えてきました。

そこで今回、「その確認申請の手続きについて、少し見直しをしよう」というのが改正の大きな内容でした。
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当然のこととして、法にのっとり設計をしてきた者にとっては、
こうして法が改正され、申請の手続きの業務量が大幅に増え、要求されるデータや資料も自明のことがら(設備機器の構造や仕組みについての資料など)についてだったりするのは、首をかしげたくなります。
しかしながら、そうした要求を満たしながら、クライアントの財産のクォリティ守ることが建築士の役割のひとつとして、広く一般の方々に認知いただけるとすれば、意味のあることです。


※確認申請とは、
建物を建てる場合に、建築基準法にのっとった設計をし、
その設計内容について、公の機関(民間指定機関もあり)に申請し、確認を受ける。
それから建物を建て、
最後にその申請内容どおり、建てられたかを確認してもらい、確認済証をもらう。
というのが、概略です。
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by kob-assoc | 2010-05-27 10:06 | 設計のこと
原寸図
縮尺1/1の図面を、原寸図と呼んでいます。
つまり、実際につくる大きさ、そのものです。
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主に、建具まわりの大きさ、形状、納まりを、原寸図にて検討します。
そして、描くのはCADではなく、手描きです。
CADは、清書や修正には向いているのですが、
検討には、手描きが向いていると思っています。

建築というのは、モックアップ( 縮尺1/1の模型)が作れない(規模・経済・時間的な理由により)ので、実際より縮小した図面や模型で検討して、そこから建物を作っていきます。
そいった縮小して検討する中で、「原寸」というものは、唯一実際にできる建物に迫れる方法だと思います。
とにかく描いて描いて、いい建物を作っていきたいと思います。(aza)
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by kob-assoc | 2010-05-21 10:12 | 設計のこと
デザインペイント
以前からおつきあいのある、ベンジャミンムーアという塗料メーカーのお店が
青山にオープンしたので、行ってきました。
これは、2階の壁に塗られていた、デザインペイントです。
家の中のある一面を、自分の気に入ったデザインと色で塗ったりするのも
いいですね。
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by kob-assoc | 2010-03-17 08:37 | 設計のこと
木工場の見学
展示台と引戸の制作をお願いしている木工場に
見学に行ってきました。
いろいろな木材と道具、そしてそれを扱う職人さん。
見ているこちらが、わくわくしてきました。

ものを作れない設計者にとって、
ものを作ってくれる職人さんは、
とても大切です。

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by kob-assoc | 2010-03-05 19:17 | 設計のこと
色えらび
木部の色見本を作ってもらい、お施主さんと色選びをしています。

実際に使う材料に塗り、
実際に使う場所の光の中で、
見比べます。

大きく異なる3パターンくらいの中から、1つに絞り、
そこから更に、濃淡3パターンくらい作り、最終的に決めていきます。

手間と時間は惜しみません。
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by kob-assoc | 2010-03-03 18:32 | 設計のこと



フルオーダーメイド住宅&リノベーションの設計を得意とする建築設計事務所です。
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